王子  「…そなたの甘美なる声に己を見失いそうになる」

                キャロ 「…だって…」

                王子  「この薔薇色に染まりし肌がわたしを捕えて離さぬ」

                キャロ 「…あなたがわたしをそうさせるの…あなたの愛し方が…」

                王子  「いま一度…そなたが欲しい」

                キャロ 「…わたしも…あの瞬間を…またあなたと一緒に迎えたい…」


                イズミルの胸に置かれたキャロルの白い手が、その鍛え抜かれた厚い胸板を艶かしく滑る。

                まるで今すぐにでも欲しいと言っているかのようなその指先の動きに、イズミルは薄く笑みを浮かべた。



                王子  「先刻のように手加減はせぬ…よいのだな?」

                キャロ 「…!?」



                甘い期待に肌を更に薔薇色に染め、キャロルは潤んだ瞳をイズミルに向けた。

                桜桃色の甘い唇を味わい、イズミルはキャロルの背中を引き寄せると、

                己の胸の上にその柔らかな薔薇色の身を乗せた―――

 

 

 

 



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